安保法案が可決成立した後の課題は何か

昨日未明に、安保法案が可決されました。

今日は、今回の参議院の委員会や本会議の様子、国会
集辺でのデモの様子などをテレビで見て感じた幾つか
の想いを述べてみたいと思います。

まず、あの参議院での採決を巡るドタバタ劇ですが、どう
も日本はいまだに政治的には三等国から脱しきれていない
ようで、いささか恥ずかしい想いをしました。

次に、いろいろな人が云ってるように、この度の国会の
議論は本質的な議論が不足しているということです。

日本という国を守るために、そして国際社会で日本がその
役割を果していくために、どのような法制が必要なのか。
いわば、安保法案の目的とか必要性についての議論が欠け
ていました。

そのため、法案についての国民の理解が不足し、また国民
に「戦争に巻き込まれる」とか「日本は戦争する国になっ
てしまった」とか「やがて徴兵制になる」などの誤解が生
まれてしまいました。

従って政府は、法案が成立したからこれで良しというでは
なく、上述のような国民の危惧が、本当に「誤解」と云え
るのか、これからも安保法案についての国民の理解を深め
るよう努め、更にこれからの法制の運用に当り国民の危惧
は誤解であったということを示していく必要があります。

想いの三ッ目は、今回与党が多数で押し切ったことは、多
数決というルールに従ったとは云え、小数意見(反対派の
意見)も尊重しなければ民主主義とは云えないということ
です。

民主主義の尊重という意味からも、政府は、前述の反対派の
「戦争に巻き込まれるという不安」や「安保法案は戦争法案
だ」という意見に耳を傾け、国民の不安や危惧に対処して
いく必要があります。

四ツ目は、これからは、アメリカなどの他国に後方支援を
依頼されたとき、Noと云うべきときにはNoと云うことが
本当に大切です。アメリカも間違った戦争をしてしまうこと
があるからです。国会は日本が間違った戦争に加担しないよ
うに監視しなければなりません。

次に、安保法制の運用の一方で、これ迄にまして「外交上の
努力」が必要になると思われるます。何故なら、これも多く
の人が指摘していますように、日米同盟の強化は、中国など
を刺激し、軍拡競争を呼ぶ恐れもあるからです。

戦争を防止するためには、同盟強化による抑止力を高める
一方で、不断の外交上の努力が欠かせません。

最後に、自衛隊は憲法上、軍隊ではないということになって
いますが、本当にそれでいいのか、ということです。

こんなことを云うと、自衛隊を軍隊にして、戦争する国に
するのかという反対が来そうですが、そうではなくて自衛隊
の位置付けが中途半端なものであれば、隊員の身を守るのに
不利になるのではないかと考えられるからです。

また、世界第9位の軍事大国である日本の自衛隊を「自衛の
ための必要最少限の実力組織」であり軍隊ではないなどと
いう欺瞞をそのままにしておいていいのでしょうか。

憲法9条のこれまでの果した役割を全否定するわけではあり
ませんが、憲法が大切な法であるからこそ、現状にそぐわな
いところ、時代の要請に合わないところは、改定していくべ
きだと考えますがどうでしょうか。

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この記事へのコメント

2015年09月20日 13:42
安保法制についての最善は、憲法を改正して憲法と現実の乖離をなくしながら法整備を進めることだったでしょう。しかし、憲法を改正できないと一歩も前に進めないという状況になれば、やり方を間違えたということになります。政治家として筋を通すか、結果を求めるか、苦渋の決断だったのではないかと思います。政治家が自信を持って筋を通すことができるような「質の高い世論」を作り出していきたいですね。

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